はじめに

日本ではお盆やお正月には実家に帰省したり、親戚に会ったりすることが多いですよね。
海外でもやはりクリスマスや感謝祭など特別な時や、夏休みなどの長期休暇の時には帰省して家族や親戚と会うことが多いものです。

外国人との会話の中で、「親戚の誰々に会ったよ」とか「実家で親戚集まるの?」とか聞いたり話したりするシチュエーションもあるかと思います。
そこで今回は、そんな家族や親戚の呼び方のルールや英語表現を見てみましょう。

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目次

・家族や親戚の名称を英語で覚えよう
・呼び方はどうする?
・英文例


家族や親戚の名称を英語で覚えよう

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家族はfamily、親戚はrelative(s)と言いますが、その中でもそれぞれのメンバーを英語で何て言うのか確認してみましょう。

1. 一親等 

父:father
母:mother
親:parent(s)
子供:child
息子:son
娘:daughter


childの複数形はchildrenです。ここまでは余裕ですね!

2. 二親等

兄: big/older brother
弟:little/younger brother
姉:big/older sister
妹:little/younger sister
祖父:grandfather, grandpa
祖母:grandmother, grandma
祖父母:grandparent(s)
孫:grandchild
孫息子:grandson
孫娘:granddaughter


日本ほど年齢を気にしないせいか、brother(兄弟)やsister(姉妹)で済ませてしまうことが多いですが、はっきりと兄弟姉妹どれかさせたい場合には上のように言います。また、兄弟姉妹をまとめてsibling(s)と言うこともあります。

<例文>
兄弟姉妹はいますか?
Do you have any brothers or sisters?
Do you have any siblings?


祖父母や孫はgrandがつくルールですね。

3. 三親等

おじ:uncle
おば:aunt
甥:nephew
姪:niece
曾祖父:great-grandfather
曾祖母:great-grandmother
ひ孫:great-grandchild
ひ孫息子:great-grandson
ひ孫娘:great-granddaughter


少しややこしくなってきました。ひいおじいちゃん・おばあちゃん(曾祖父母)やひ孫には更にgreatがつきます。

4. 四親等

いとこ:cousin
大おじ(自分の両親から見たおじ):granduncle, great-uncle
大おば(自分の両親から見たおば):grandaunt, great-aunt


いとこは意外とよく使いますよね。大おじ・大おばは、自分の両親にとってのおじ・おば、つまり祖父母の兄弟にあたります。

あとは「母方の」とか「父方の」と言いたい時もありますよね。そんな時は、my mother's / father's sideという風に呼び分けることもできます。

5. 姻族

夫:husband
妻:wife
配偶者:spouse
義理の父:father-in-law
義理の母:mother-in-law
義理の息子:son-in-law
義理の娘:daughter-in-law
義理の兄弟:brother-in-law
義理の姉妹:sister-in-law


結婚してできる相手側の家族の呼び方です。
配偶者=spouse("スパウス"と発音)はあまり聞きなれないかもしれませんが、書類などではよく出てきます。
国際結婚するともらえる「配偶者ビザ」というのもspouse visaと言います。
また、in-lawというのは「法律上の」というような意味なので、「義理の」という意味で使われます。

6. その他

継父:step father
継母:step mother
継子:step child(男の子はstep son, 女の子はstep daughter)
異母(異父)兄弟姉妹:half-brother, half-sister


また父親や母親の再婚によって新しくできた家族をstep familyと呼んだりもします。

呼び方はどうする?

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おじいちゃん:grandpa
おばあちゃん:grandma


グランパ、グランマのように発音します。また、名前をつけてはっきりさせたい時には、grandpa Jamesやgrandma Suzanのようにファーストネームをくっつけます。

おじさん、おばさんは目の前にいる場合にはファーストネームで呼ぶことが多いです。日本だと呼び捨ての感覚なので違和感ありまくりですが、海外ではOKなのです。もちろん、こちらも名前をくっつけてuncle Andrewやaunt Jessicaのように呼ぶこともあります。日本でいう「ひろしおじさん」とか「やすこおばさん」の感じですね。

あとはほぼほぼファーストネームでそのまま呼ばれることが多いです。日本でいう「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」という呼び方も特にはなく、兄弟間でファーストネームで呼びあっているので、知らない人が聞いていてもどちらが兄や姉なのかわからないことも多々あります。

英文例

家族や親戚、帰省に関わる英会話をいくつかご紹介します。

I'm going to visit my parents in Nagoya next week.
来週、名古屋の実家に帰る予定です。

日本語で「実家に帰る」というとgo backを使いたくなりますが、それだと長い間戻る(引越す)ようなニュアンスも含まれてしまうので、休みの間に帰省する場合にはvisitの方がしっくりきます。

My whole family got together during the Obon holidays.
家族親戚一同がお盆休みに集まりました。

I haven't met my cousins on my father's side for a while.
父方のいとこにはしばらく会ってないです。

I have to write a thank-you letter to uncle David about my birthday present.
お誕生日プレゼントのお礼状をDavidおじさんに書かなきゃ。

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最後に・・・

いかがでしたか。

自分の家族・親戚はall日本人でも、外国人といる時にその家族や親戚のことを話題にする時には英語で説明しなくてはいけない時もありますよね。
日本と違って、家族・親戚間でファーストネームで呼び合ったり、日本ほど敬語を意識しなくてもいい文化は心の距離も縮める気がして羨ましく思います。

もっと知りたい方は、ぜひeikaiwaNOWの先生にも聞いてみてくださいね!


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