はじめに

英会話初心者にとって、自分が合っているはずと思って使っている英単語や表現が間違っていたり不適切なことありますよね。なんとなくの意味さえ伝われば、相手の外国人がこちらの英語を訂正してくれることも少なく、ずっと間違いに気がつかないまま、、なんて残念なことだと思いませんか?
そこで、今回はそんな間違いやすい英語についていくつかご紹介したいと思います。

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目次

1. "please"よりも丁寧な頼み方を覚えよう
2. 「トイレを貸してください」で"borrow"は使わない
3. 痩せた、太ったはどうやって言う?
4. 時間表現にとっても便利なフレーズ


1. please + 命令形はあまり丁寧ではない?

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学校の英語では、人に何かお願いをする時はplease〜で習いましたよね。これも決して間違いではないのですが、pleaseというのは丁寧語の中では最低級に近く、日本語で言う「お願いします」の意味に近いです。

例えば、飛行機内でWould you like something to drink?「何かお飲み物はいかがですか?」と聞かれた時、Orange juice, please.「オレンジジュース、お願いします」のように言いますよね。または、Do you need help?「手伝おうか?」と言われた時に、Yes, please.「はい、お願いします」のようにも使います。

でも、例えば相手にこちらに来て欲しい時に、Come over here, please.と言ってしまうと、こちらへ来てくださいと丁寧な口調で命令している印象を与えてしまうこともあるのです。もう少し柔らかく丁寧には、Can you come over here?や最後にpleaseをつけてCan you come over here, please?と言うといいですね。更に丁寧にする場合には、Would / Could you...?pleaseをつければ完璧です。

日本語でも「こちらへ来てください(お願いします)」と言うよりも、「こちらへ来てくれる?」や「来ていただけます?」と言う方が柔らかく聞こえるのと同じ感覚ですよね。

道を聞く時にも、Please tell me the way to the station.「駅に行く道を教えてください」というと圧迫感を与えてしまうので、Excuse me, would you tell me the way to the station?「すみませんが、駅に行く道を教えていただけませんか?」のように、人にお願い事をする時はできるだけ、Can/Would/Could you~, please?と言う習慣をつけておくのがおすすめです。

2. トイレは"borrow"しない

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日本語で「トイレ貸していただけませんか」という表現、このまま英語に直訳してMay I borrow the toilet?「便器を借りて(持って帰って)もよろしいですか?」なんて言おうものならウケること確実です(笑)。正しくは、Can/May I use the bathroom?useを使います。また、「トイレ」の言い方は色々あり、bathroom以外にも、restroom, washroom, lavatory, lady's / men's roomなどなどありますが、個人宅ならbathroom、それ以外ならrestroom/washroomがいいかもしれません。

3. 痩せてる、太ってるの表現法

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どこの国でも体型のことはあまり言わない方が暗黙の了解ですが、正しい表現をきちんと覚えておいて損はありません。

痩せている

カタカナ語でも使うslimslenderはいい意味でほっそり、すらっとした感じでの「痩せている」ですが、親しい人に「あなた十分細い(痩せてる)じゃない!」という時には、You're so thin!と言ったり、あまりいい意味でなくガリガリ痩せすぎという時にはYou're too skinny.と言ったりします。

ここ最近ではskinny jeansという細めジーンズが人気ありますが、本来skinnyというのは「骨と皮ばかりに痩せこけた」という意味だと思うと面白いネーミングですよね。

太っている

まずfatが思い浮かぶ人が多いと思いますが、脂肪のこともfatと呼ぶように「脂肪が多く異常な太り方」を指すので、極力使わないようにしましょう。日本語では「ふくよか」や「ぽっちゃり」は割といい意味での太り方ですが、英語ではこれらにあたるポジティブに太っていることを表現する言い方はないようです。が、chubbybigなどはfatより多少はマシなようです。

4. 時間表現に便利なフレーズ

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時間というとThe party starts at 6:30.のようにatが一般的ですが、その他にも色々便利な表現があるのをご存知ですか。例えば、「じゃ、10分後にね」という時、ついafterを使って何とか言おうとしてしまいそうですが、I'll see you in 10 minutes.のように意外にもinが使えます。もっと長い単位で、2週間後(2年後)などでも in 2 weeks / yearsでも大丈夫。とっても便利な表現なのです。

あとよく使うのは、例えば7時10分前(つまり6時50分)の時、こちらもついbeforeを使ってしまいそうですが、10 to 7のように表現します。7時まで10分=7時10分前ということですね。

どちらもかなりよく使われる表現なので覚えておくと便利です。

最後に

いかがでしたか。

知っているようで意外と知らない人も多そうな単語・フレーズをいくつかご紹介させていただきました。覚えてしまえば簡単なものばかりなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

日本人がしてしまいがちな失礼な言動TOP7 では、英語だけでなく行動についても紹介しているので、ぜひのぞいてみてください!


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