はじめに

鉄棒の逆上がりができない人が、同じ練習方法でずっと特訓していてもよくなるわけがないですよね。同じ道を辿った経験者にフォームを直してもらって自分にあった練習方法をすることで上達が早くなると思いませんか?

それは英語学習でも同じ!

英語のテキストについてくるCD以外の英語は聞き取れないというあなたへ、上達のコツを著者の経験をもとに紹介します。

著者情報:高2でアメリカ移住。渡米時、英語は全くダメ、話しても発音が悪すぎて何度言っても通じなかったレベルからスタート。独自で英語を習得しながら英語上達方法を見出し、今はTOEIC満点!ネイティブと間違えられるレベルに!

テキストのように何度も繰り返し話してくれるネイティブなんていません。逆にいたら怖いです。(笑)是非、このコラムを読んで自分にはどんな練習方法があっているのかを見出していただけたら嬉しいです。


目次

・聞き取れない理由
・解決方法

  1. スピードについていけない
  2. 語彙力が少なすぎて意味がさっぱりわからない
  3. 英語の発音に慣れていなさすぎ

聞き取れない理由

リスニング

それでは、まず自分がなぜ英語聞き取りが苦手なのか理由から突き止めて、それぞれの改善方法をご紹介したいと思います。聞き取れない理由として以下の3つが挙げられます。

  1. スピードについていけない
  2. 語彙力が少なすぎて意味がさっぱりわからない
  3. 英語の発音に慣れていなさすぎる

当てはまるものが一つだけとは限りません。恥ずかしながら、私が渡米したての時は全て当てはまりました。当てはまらないものがないのであれば、全部に力を注ぐべきですが、それも大変なので一つ一つクリアしていきましょう。

 

理由1:スピードについていけない

リスニング

語彙力もあって、発音にも自信があるのにスピードが間に合わない。それは、頭で日本語へフル翻訳してから、英語の意味を理解しようとしているからではないですか?私は渡米してすぐこの壁にぶつかりました。日本語文章に一度置き換えるという作業が加わっているわけですから、相当頭のいい人でない限りスピードについていけるはずがないわけです。(私には不可能でした。)

あなたが取り組むべきことは。。。

「イメージで理解」すること

文法を考えながら一字一句日本語に置き換えるのをやめて、イメージを思い描くトレーニングをするんです。聞こえた単語やフレーズを聞こえた順にそのまま想像していくだけ。完璧に意味がわからないのであれば、ネガティブなのかポジティブなのか、硬いのか柔らかいのか、などバックリと文章を解読して行きます。例えば、このような文章を聞いたとします。

She is extremely funny. I wish I can spend more time with her.

パッと聞き取れた部分がこんな感じだったとします。

[she is] [funny] [I wish I can] [with her] = [女性] [面白い] [この人は何かしたい] [その彼女と]

面白い女性がいてなんかしたそうな話し手をふんわり想像します。

なんとな〜く、ふんわ〜り理解をすることから始めましょう。意味がわかっている文章の数が増えることで、より全体的に相手の言っていることを理解することができるんです。もちろん会話をしているのであれば、最後に聞き返えしてくださいね。

 

理由2:語彙力が少なすぎて意味がさっぱりわからない

ボキャブラリー

私の経験上、中学レベルのボキャブラリーと文法を覚えていれば、文章の骨組みは大体見えてくるはずです。例えばこんな文章、

I'd love to attend your graduation party.

この部分だけ単語が理解できたとします。

[I'd love to] [your] [party] = [是非〜したい] [あなたの] [パーティー]

すると、相手の「何かの」パーティーで「何かを」したいと思ってるんだな、というところまでは理解できますよね。

「まずそこからダメだわ」というあなたが取り組むべきことは。。。

中学校の教科書を完璧に覚える

これで日常英会話は50%クリアしたと思って大丈夫!その次に取り組むべきことは。。。

身近な単語、身の回りでよく使われている単語を一つ一つ覚える

まず自分が毎日したこと、身の回りで起きたことを100%伝えられる語彙力をつけていきましょう。すると、周囲の人との会話が成り立ってきます。方法はシンプル:①自分が伝えたいけど知らない単語を辞書で引きノートに書き残す。②会話でわからなかった英単語・フレーズを聞き返す。これだけ!翻訳家を目指しているなら話は変わってきますが、まずは周りとコミュニケーションが取れることを目指して「使う」英語から覚えていきましょう。

 

理由3:英語の発音に慣れていなさすぎる

リスニング

「英語の発音になれる」というのは人によってかなり難易度の高いところだと思います。(歌の得意でない人はここは不得意分野と言われています。)

私はよく友人に、「若い時からアメリカにいたから英語なんてすぐ慣れ他でしょ〜」とか言われますがそんなもん簡単に慣れません。なんでって、私と話していても会話が成り立たないから話し相手がいないんですもん。肝心な序盤にこそ練習の機会がないんです。そんな私がここをどう克服したかというと、

英語字幕で海外ドラマや映画を見る

英語学習にオススメ2017年最新海外ドラマ10選でも紹介していますが、発音が良すぎて聞き取れないフレーズや単語をすぐに文字で確認できるので、とても効果的かつ楽しい勉強方法です。知っているのに発音のせいで理解できていない単語やフレーズがなんなのか、一つ一つクリアにできます。人と会話をしていて何度も聞き返すのって、結構仲がいい相手でも気がひけるんですよね。でもドラマや映画ならすぐに字幕確認できるし、止められるし、巻き戻しもできちゃう。友達も巻き戻しできたらいいのにってなんども思いました。(笑)

また、もう一つ私が実践してとても効果があったのは、

発音の練習をして口から覚える

自分が読む英語が、ネイティブと全く同じになるまで何度も繰り返し練習します。口で覚えれば頭で覚えていなくてもすっと入ってくるようになるんです。ダンスや楽器と同じです。例えば、

I wanna eat an apple.

日本語発音だと「アイ・ワナ・イート・アン・アップル」となってしまいますが、単語の頭とお尻をくっつけて「アワナイータナッポゥ」と自然と言えるまで練習します。

最後に

英語マスターの道はとても厳しい!でも少しずつ話せていけてるのを実感するのはとっても楽しい!慣れてきたら、eikaiwaNOWの先生とカジュアルな会話を楽しんで実践的なリスニング力も鍛えていきましょう。

スピーキングも苦手というのであれが、スピーキングスキルが確実にアップした3つの方法も是非チェックしてみてください。


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